あなたは一人暮らしにどういったイメージがありますか?
一人暮らしには憧れるけど実家が学校や職場に近い、なんとなく家を出るのは気が引ける、家賃が勿体無いから実家で貯金を貯めたい、という方も多いでしょう。
僕は就職してから一人暮らしを始めて、今はちょっとだけ実家に戻っています。どっちの生活も経験して、僕はスキゾイドは一人暮らしした方が健康的に生きられると思いました。
まだ一人暮らししたことがないスキゾイドの方へ向けて、スキゾイド視点で見た一人暮らしのメリットをまとめてみました。
どうしても実家から出らない事情がある人は仕方ありませんが、迷っている、頑張れば出られそうな人はぜひ一人暮らしをしてみましょう。予想以上に快適な生活が待っています。
僕が一人暮らしして良かったことはこの5つです。
・疲れが取れる
・通勤・通学が近くなる
・集中力が上がる
・行動力が上がる
・自分で決定できる一人暮らしで良かったこと
デメリットもあります。悪かったことは大きく2つです。
・家賃、水道光熱費などが掛かる
・家事などで時間が掛かる一人暮らしで悪かったこと
それでは一つずつ見ていきましょう。
目次
一人暮らしのメリット
疲れが取れる
スキゾイドは一人暮らしをすると疲れが取れます。
警戒モードが解ける、食事のストレス減少、休日にしっかり休めるといった利点があるからです。
警戒モードが解ける
スキゾイド気質の人は家族間でギスギスして居心地が悪いという人も多いです。
家の中でも家族がいるので素を出せず、心の底からリラックスできません。自室にいても、いつ人が入ってくるのかを無意識に警戒してしまいます。身体が常時警戒モードになっている感じです。
ずっと実家暮らしの方はイメージが難しいと思いますが、本当に誰もいない空間は心の底からリラックスできます。実家に居た時は無意識に警戒モードになっていたんだなーと実感できました。
僕が一人暮らしを始めた頃は、家に帰ると誰もいないので自然と笑顔になっていました。あの時がここ数年で一番いい笑顔だったと思います。自然と警戒モードが解除されたサインですね。
食事も気疲れの一因
家族と一緒に食事を取っている方は多いでしょう。毎日誰かと会話内容を考えつつ食事をするのは地味に疲れます。自分の気分によって食べたくないものも出るでしょう。
「自分で作ればいいじゃん」と言われそうですが、家族の視線を受けながら自分だけ別の食事を用意するのも気疲れします。
一人暮らしなら自分が好きな時に、好きなものを、好きな量だけ食べられます。全部自炊はさすがに疲れますが、適度に惣菜やインスタント、外食を組み込めば、あなたが想像しているよりも手間は掛かりません。
休日に家族がいる
学生の頃は休日に親が居ても、平日は一人の時間が取れるのであまり気になりませんでしたが、就職してからは家でゆっくりできるのは休日のみで、その貴重な休みも家に誰かしらいます。
僕は一人暮らしを始めてから休日にしっかり休めるようになりました。月曜日は比較的身体が軽いのです。
今は一時的に実家に住んでいますが、休日にしっかりと休んだ実感がありません。どことなく疲れが抜けずに月曜日を迎えてしまっています。
通勤・通学が近くなる
大体実家から一人暮らしになれば、会社や学校の近くに住むことになって通勤時間が縮まります。時間もそうですが、わずかでも満員電車に乗る時間が短くなればかなりストレス軽減になります。
僕の場合は実家から1時間ちょっとかけて通勤しているのですが、朝、満員電車で通勤しただけで疲れ果ててしまいます。「満員電車は戦場以上のストレス」なんて言われていますね。眼の前の状況に何も対応できないことがより不安を増加させているようです。
スキゾイドの場合はさらに人間が密集していることでの負担もあります。ただでさえ人付き合いしたくないのに、見ず知らずの人と片道1時間密着して輸送される・・・具合が悪くなるのも当然です。
通勤時間が短くなれば、その分、家に居られる時間も長くなります。つまり一人の時間が増えるのです。増えた時間は睡眠時間を増やす、読書する、運動する、ダラダラしても良いわけです。
なんにしろ、通勤時間が減ればストレスは減って、健康的になれます。
集中力が上がる
一人暮らしは集中力が上がります。「誰が見ていないとつい怠けてしまう」なんて人もいますが、スキゾイドはある程度自制できる人が多いです。むしろ自分のペースで行動できるので家族のペースに邪魔されずに集中できます。
1時間勉強しよう、ブログ書こうなんて思っても、実家だとよく話しかけられたり、食事で呼ばれたりします。
特に家族に見せたくないものは集中して取り組めません。
僕が実家でブログや絵を描いている時は、家族に見られたくないので常に周囲に気を張っています。家族の生活音や、人影が視界に入るとつい気になって集中できません。
一人暮らしの時には1時間没頭してブログを書くなんて方法も使えました。
家に誰もいなければ描きかけのスキゾイドちゃんをモニターを点けっぱなしにできますし、「1月はブログ10本書く!」という宣言を書いた紙を部屋の壁に貼っておけます。
今そんなことをしたら、「何これ?」と聞かれて面倒くさいことになります。
もちろんどこか静かな場所に出掛けてもいいのですが、休日は人がいない場所などほとんどありませんし、お金や移動時間もかかるため面倒くさいです。家で集中できるなら、それに越したことはないでしょう。
行動力が上がる
一人暮らしは自分で動かないと食料も調達できず、洗濯物も干されません。風呂もトイレも汚れていきます。なので必然的に行動力が上がります。
実家暮らしでは家から一歩も出なくても生きていけました。休日、スマホの歩数計を見たら一日30歩なんてことも・・・
休日に友達と遊び回るなら良いのですが、スキゾイドにそんな予定はないので、引きこもりがちで不健康です。
一人暮らしをしていれば休日はやることがいっぱいです。ほぼ毎日外出します。
「買い物ついでにヒトカラ行くかー」とか、「ジムでトレーニングして帰りにやよい軒でハンバーグ食べて帰ろう」となります。
一回外出すると、ついでに色々なことをやろうと思うのでアクティブになります。
自分で決定できる
一人暮らしは楽しいです。なぜなら自分に合った生活習慣に変えられるからです。
風呂に入る時間を20時から22時に変えてみる、朝食をババナにしてみる、朝5時にジョギングするなど、誰に相談することなく簡単に挑戦できます。
やる気がないときは朝食や昼食を抜いたり、どっかに食べに行ったり自由です。
決定権が自分にあるというのは、自分の感情や行動を表現するのが苦手なスキゾイドには大事です。スキゾイドは家族に何かお願いしたり、融通を効かせてもらうのは苦手です。そもそもあまりコミュニケーションを取りません。
一人暮らしなら家族の生活習慣を考える必要がなく色々できます。自分で生活を変えられるとわくわくしますし、生活にハリができます。細かいタスクを達成すると達成感があるので心理的にも良いです。
一人暮らしのデメリット
ここまでメリットばかり挙げてきたので、デメリットも考えてみましょう。
大きく2つ、お金と時間が掛かります。
まず家賃と生活費がかかります。
家賃は東京の都心に通勤するなら7~8万円程度、都心以外なら5~6万円くらいでしょうか。
食費も家族全員分を作るより、一人分の方がかかりますね。水道光熱通信費も含めると結構いきます。
こちらのサイトだと一人暮らしの平均金額は14万8300円のようです。
実家暮らしで5万円ほど入れてると仮定すれば、大体10万円くらい余分にかかる計算ですね。
あとは食事を準備する時間や、風呂やトイレ掃除、ゴミ出しなど、細かい家事の時間が増えますね。
一人暮らしすると家事が大変な印象がありますね。確かに、実家の家事は家族全員の分なので大変です。しかし、一人暮らしの家事は自分の分だけなのでそこまで重労働ではありません。洗濯も3日に一回すればよく、買い物も慣れれば週2回くらいで間に合います。面倒くさくてサボっても誰も文句は言いません。
僕の場合、休日と平日では違いますが、平均して一日1.5時間くらい家事に取られていました。
月10万円の出費と、一日1.5時間の家事。これと上記のメリットを比較して、どっちがお得か考えてみましょう。もちろんこれは一例なので、会社から家賃補助があったり、実家の仕送りがあったり、家事はもっと短縮できるなんて人もいるでしょう。自分の状況に当てはめて考えてください。
ちなみに僕は、月10万で健康的で楽しい生活ができるなら普通に一人暮らしします。家事も面倒くさいイメージがありますが、自分のことだけやる分には楽ですし、軽い運動と考えればそんなに悪いもんじゃありません。
増えた時間でブログを書いたり、絵を描いたり、プログラミングを勉強したりと有意義に使えます。
まとめ
というわけで、一人暮らしのメリットとデメリットは以下の通りです。
・疲れが取れる
・通勤・通学が近くなる
・集中力が上がる
・行動力が上がる
・自分で決定できる一人暮らしのメリット
・家賃、水道光熱費などが掛かる
・家事などで時間が掛かる一人暮らしのデメリット
これらを比較した上で、どちらがいいか考えてみてください。
特にスキゾイドの場合は一人になることで心の平穏が手に入ります。実家では常に警戒モードが入りっぱなしだったことに気がつくでしょう。
よく孤独は寿命を縮めると言いますが、過剰なコミュニケーションも身体に悪いと思っています。スキゾイドは家族と緊張関係にある人も多いです。家族と離れて、自分だけの安全な空間を確保するのも必要だと思っています。
「普通の意見」に流されず、スキゾイド流の生き方を模索していきましょう。
ここまでお読みくださりありがとうございました。
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