お金がないのに20代で隠居はあり? スキゾイド的に考察してみた

スキゾイドはできるだけ人と関わりたくない。しかし、社会に出てからは上司のご機嫌取りやら、無意味な飲み会やらストレスフルな行事が満載です。

しかも1週間に5日も会社に拘束され、残業もあって、自分のやりたいことが全然できない・・・

アーリーリタイアしたくて株やFXはやってみたけど、そう上手くはいきません。

「会社やめるなら、最低でも月収30万くらいは稼げないと安心して生活できないなー」なんて僕は考えています。

しかし、引きこもり生活を送るのにそこまで多くの収入は必要でしょうか?

お金がなくても隠居生活を送っている人がいます。

大原偏理さんは週休5日の半隠居生活を5年ほど続けています。

株で儲けたとか、不動産収入があるわけでもありません。週2日の労働で年収90万です。

今回はあなたのイメージする「株で稼いで悠々自適な隠居生活」ではなく、「お金はないけど自由な隠居生活」はありなのか考えてみました。

人によってはありだと思います。覚悟だけあれば今すぐに始められますし、一人の時間を確保して、趣味に費やせます。

こんな生き方もあるんだなと、選択肢の1つに加えてみてください。

スキゾイドって何?って人はこちらから

https://ningengiraisurvival.com/wp/2018/06/04/post-16/

年収90万、週休5日生活

この本の著者、大原偏理さんは、週2日の介護の仕事以外は自由な時間を過ごしています。

普段は、一人が好きなので家で読書したり、散歩したり、凝った料理を作ったりしています。基本的に誰とも会わず、友達も残った数人しかいないそうです。

スキゾイドの僕にとっても理想的な生活です。

彼の行動原理は「自分の気持ちを優先する」です。

隠居生活を始めたかったわけではなく、自分のやりたいこと、やりたくないことを突き詰めて少しずつ実行した結果、今の生活に落ち着いたそうです。

考える時間がいっぱいあるからか、自然や世界への感謝が芽生えたりしています。ご飯もできるだけ粗食で、玄米と沢庵と野草みたいな・・・

なんか仙人みたいな生き方ですね。

補足しておきますと、たまには友人と遊びにいったり、ちょっと豪華な夕食をとることはあるそうです。適度に息抜きするのが継続のコツだそうです。

どんな人?

誤解を恐れず言ってしまうと、スキゾイド+アスペルガー+文系な人です。

書籍には彼の過去の話が書かれています。

家庭が貧乏で高校から自主的にアルバイトしたり、ゲイだったり、結構エグいいじめを受けていたり。

この隠居生活に落ち着いた理由がなんとなく見えてきます。「人間関係とか社会に疲れたし、もう自由に生きよっかー」って感じでしょうね。

気になったのは、人の言葉の含みが汲み取れない描写が多い点です。

「とっくり に 酒 を 入れろ」 と 言わ れれ ば、 勢い よく ドカドカ 入れ て、 大量 に こぼし て しまい、 ド 叱ら れ( とっくり の 中 が 見え ない のに、 他 の 人 は どう やっ て 満 タンになったかわかるの?)

「ラーメン の 盛りつけ を しろ」 と 言わ れれ ば、 盛りつけ を オリジナル に アレンジ し て、 ド 叱ら れ( 盛りつけ って 毎回 同じ だっ た のか!)。

大原扁理『年収90万円で東京ハッピーライフ』

アスペルガーっぽいですね。良くも悪くも他人を気にしない性格だからこそ自由気ままな生活ができているとも言えます。

あとこの人はバリバリの文系です。数学が0点なのに、英語学年トップ。高校卒業後、世界一周に行っています。イギリスで不法就労していたり、時々翻訳の仕事を頼まれたりと、語学力は相当高そうです。

面白そうな人ではあるのですが、僕はどことなくズレを感じました。

スキゾイドといっても色々な人がいます。僕が合わなくても、あなたにはカッチリ嵌まるかもしれません。

スキゾイド的に隠居はどうなの?

そんな大原さんの、お金を掛けない隠居生活は良いのか、僕なりにメリット、デメリットをまとめてみました。

メリット

この隠居のメリットといえば、人と関わらなくていい、自由な時間を趣味に費やせる、すぐに始められる、の3つでしょう。

家に引きこもってしまえば誰にも会いません。週に5日も、会社の人間と会って、隣でずっと仕事して、たまに飲み会とかいう謎の任務がある、そんな生活ともおさらばです。

一応2日はアルバイトや派遣をすることになるでしょうが、大した責任もなく、時間通りに帰れて、飲み会を断っても問題ないので気楽です。

余った時間は趣味に費やせます。あなたもスキゾイド気質なら、ひとりでする趣味に事欠かないと思います。

僕がもしこの生活をするなら、絵を描いて、小説を書いて、プログラミングを勉強してWebアプリを作って、図書館で本を読みまくり、それをブロクにまとめてみたり・・・

もう永遠に出てきます。人生が1000年あっても飽きません。

どんな趣味かは人それぞれですが、スキゾイドは楽しく生きられそうです。

そんな隠居生活、会社を辞めればすぐに始められます。高校や大学なら卒業するだけ。郊外の安アパートに引っ越して派遣の仕事でも見つければ完了です。

不労所得はいらないので、超えるハードルは他人の目とプライドくらいです。

デメリット

この生活で一番の不安はお金です。

20、30代ならこれでも生きていけますが、40、50代で段々派遣すら見つからなくなる時期が来ます。その時に安定した収入源がないと住む場所すら失ってしまうかもしれません。

大原さんの場合は最低限ながらも助けてくれる友達がいます。また、バックパッカーとして世界一周の経験があるので、最悪な生活環境もイメージできます。翻訳の仕事でほそぼそ食いつなげるかもしれません。

本人は「老後は考えていない」「今しか見ていない」と言いますが、いざとなったら生きられる環境が無意識に整えられているのです。

こうしたリスクヘッジを考えずにお金のない隠居生活を初めてしまうと、不安で眠れない日々が続くかもしれません。

人の目に耐えられる力も必要です。

大原さんも大勢から「将来どうするの」「ちゃんと働いた方がいいよ」と言われるそうです。彼はアスペっぽいので、そんな人の声をガン無視して今の生活を送れています。

しかし普通の人は周囲からの圧力に耐えられず、隠居生活を辞めてしまうでしょう。

スキゾイドも同様です。表面上は平気そうでも、内面は敏感なので、「自分はこんな生活を続けていいのか? 将来はどうするんだ?」という焦燥感に押しつぶされてしまいます。

結論:僕はできない

ここまでお金のない隠居生活を見てきました。週休5日、毎日ぼっちで自由に生きられる。とても魅力的ですが、僕はできません。

やはり貯金もなく、収入も少ないとどうしても不安になってしまいます。僕の場合はこの人ほど貧乏な家庭には育ってないので、求める生活水準は高めです(といっていも平均くらいですが)。

またガジェットは好きなので、将来的には新しいパソコンやVR機器が欲しいと思ったり。旅行とかに行かない代わりにそっちでお金がかかります。

あとはサバイバル力。大原さんはバックパッカー経験によって、「ここまで落ちてもなんとか生きられるだろ」という試算ができています。

対して僕はそこまで生活水準を下げたことがないので、どこまで落ちて生きられるかの概算ができません。これが厳しい。結局お金がある安心感が必要です。

まとめ

お金のかからない隠居生活について考えてみました。

すぐに実践できるという点は素晴らしいですが、「何とかなるさー」と思える性格じゃないと気が病んで続かなそうです。

スキゾイドは人と交流したくないだけで感情は敏感です。一般人レベルには不安を抱えます。

スキゾイドにも色々いるので、「そんなに将来の心配してないよ」「それより一人になりたい」「ダメだったらまた働けばいいし、試しにやってみよう」など、考え方は多様です。

大原さんもこの隠居生活をオススメしているわけではありません。大事なのは自分の気持ちを優先すること。何がやりたくて、何がやりたくないのか把握して、ちょっとずつ試してみるのが良さそうです。

その結果、隠居生活が私の理想だ! となれば、ぜひ挑戦してみてくださいね。

ここまでお読みくださりありがとうございました。