スキゾイド気質のあなたは社会に順応できず苦労していることでしょう。
ぼっちとして放っておいて欲しいのに、わざわざいじめに来たり、友達になってあげようと寄ってきたり、「もっと人と仲良くしなきゃダメだぞ」と説教垂れてきたり・・・
スキゾイドを理解して欲しい、でも説明が難しい。自分で説明しても「何言ってんだこいつ?」と思われて終了です。
僕やあなたは偶然にもスキゾイドという言葉を知れたので、まだ説明しやすいかもしれません。
しかし世の中には、スキゾイド気質なのにスキゾイドという言葉を知らないため「自分は誰にも理解されない変人なんだ・・・」と思いながら生きている人は大勢いるはずです。
そこで僕はスキゾイドを流行語にするべきだと考えます。スキゾイドという存在を世に周知させれば、スキゾイド自身にとっても生きやすい社会になるでしょう。
スキゾイドって何? という人はこちらから
流行語でイメージアップ
流行語はただ流行った言葉というだけではありません。流行語として社会に浸透すると、マイノリティ文化のイメージアップにもつながります。
こちらの「よくわかる流行語のつくりかた」という記事には、オタク文化が流行語によって差別されなくなる過程が書かれています。
1980年代、オタク文化は完全なマイノリティでした。行動や環境の違いから、一般人と会話上の違和感がありました。
文化や言葉の違いから、オタクと一般人は互いに敵視し合っている状況です。
さらに宮崎勤連続幼女誘拐殺人事件の際には宮崎勤=オタク、オタク=犯罪者の図式でメデイアから徹底的に攻撃されます。
この流れを変えたのが「萌え」という流行語です。
2005年に「電車男」というドラマが放送されると、オタク文化が徐々に一般人にも理解され始めます。
「萌え」という言葉を媒介に、オタク文化は一般社会へ浸透しました。今ではリア充がアニメを見たりオタクを自称するなど、オタクへの偏見は大分薄まっています。
オタク文化は、流行語によるイメージアップの成功例ですね。
スキゾイドが流行語になるとどうなる?
オタク文化が一般社会に受け入れられたように、とまではいきませんが、スキゾイドも一般社会に受け入れられやすくなるでしょう。
スキゾイドを流行らす利点
「スキゾイド」が世間に広まることで、一般人に理解され、他のスキゾイドを見つけやすくなります。
あなたが一人でどっかに行っても、「あいつはスキゾだからなーしょうがないか」となります。ぼっちでいてもわざわざ構ってきません。
仕事でも正しい扱いを受けやすくなるでしょう。飲み会に誘っても、昇進をチラつかせても響かなかったスキゾイドは、静かな環境で黙々と作業させれば良いと気が付きます。
また、スキゾイドを公言しやすくなるので、スキゾイド同士が見つけやすくなります。
以前、こちらの記事に「スキゾイドが恋人を作るならスキゾイドしかいない」と書きました。スキゾイドもお互いに理解でき、適切な距離感を保てる相手の方が良い関係を築けます。
恋人だけでなく、友人関係も適度な距離感を保てるスキゾイド同士なら長続きします。お互いに趣味嗜好が似ているので情報交換も容易です。
スキゾイドを流行らせる危険性
スキゾイドを流行らす危険性も当然あります。
スキゾイドを騙る「なんちゃってスキゾイド」の出現や、ロクに理解せずに「スキゾイドは感情のないロボットみたいなやつ」という偏見が増える可能性があります。
スキゾイドは感情の乏しい、孤独を感じない、芸術や学問での成功者が多いという、ある意味ラノベの主人公のような特性があります。
あくまで表面上のことで内面は臆病なのですが、一般人には知ったこっちゃありません。「俺、実はスキゾなんだよね、孤独に生きられるしー」という中二病的な使われ方が広まるかもしれません。
また、スキゾイドが正しい意味で認識されないこともあります。
「スキゾイドは感情のないやつ」という偏見や、「人と関わるのが怖いだけ、スキゾイド甘えだ」という意見も増えるでしょう。
これらの危険は、言葉を流行らす上での必要経費です。まずは間違っていても言葉を広めなくては始まりません。
もし「スキゾイド」の意味が歪んでしまった場合は「正しい意味のスキゾイド」を流行させれば良いのです。
スキゾイドを流行語にする3つの視点
ではどうやったらスキゾイドを流行語にできるでしょうか?
用語選択、場所、ターゲットの3つの視点から絞っていきましょう。
用語選択
「よくわかる流行語のつくりかた」によると、流行語に共通している特徴は
- 音節は4つまで
- 会話で使いやすい
- 同音異義語が少ない
の3つです。
音節は4つまで
忖度、女子力、壁ドン、ニート、セクハラ・・・みんな4音節以下ですね。
「スキゾイド」は5音節。この法則に則ると流行りません。そこで流行らせる場合は「スキゾ」を使用します。
元の言葉があってそれを縮めた流行語はわりとあります。「セクハラ」も「セクシャル・ハラスメント」の略ですね。
「スキゾイドパーソナリティ障害」略して「スキゾ」。5chのスキゾイドスレでも使われているので語感は良さそうです。
僕はありだと思いますがどうでしょう?
会話で使いやすいか
人間は他人へのレッテル張りが好きなので、その点も問題ありません。
いつもぼっちな人を、陰で「あの人スキゾっぽいよねー」と友達と話す。簡単に想像できる光景です。
元々居たのに言葉で表せなかった、そういったモヤモヤを「スキゾ」の一言で解消できるので、つい使いたくなってしまいます。
同音異義語が少ないか
「スキゾ」という言葉に同音異義語はありません。
強いて言えば「好き」と聞き間違えるかもしれませんが、会話の文脈的に判別は付くでしょう。文字であれば全く問題ありません。
また「スキゾバイタル」というスキゾイドに近いパーソナリティがあります。こちらも略すと「スキゾ」になってしまいますが、そもそもマイナーな用語です。気にする必要はないでしょう。
場所
流行語を広めるには拡散される場所が必要です。一番良いのはツイッターでしょう。
ツイッターに、このブログのアカウントを作り記事を上げる。普通の方法ですね。
Googleの検索からだとスキゾイドを知っている人からしか辿り着けません。一応「コミュ障」や「人付き合い 苦手」「人付き合い 避ける」といった検索ワードからの流入も可能ですが、一般人に広める点では難しいでしょう。
ツイッターであれば、リツイート機能により自分で調べなくても目に入ります。スキゾイドという用語を知らない人にはこちらの方法が効果的です。
ターゲット
ターゲットはスキゾイド気質の人ではありません。
近くにスキゾイドがいて悩んでいる一般人です。
リツイートされるツイートの条件の1つが「共感」です。
より多くの人が共感するためには大多数の一般人が共感できなければいけません。
「あーこんな人いるいる」「あの変な人はスキゾだったのか!」「いつもぼっちで心配してたけど大丈夫みたいだな」という、分かった、スッキリ、安心したという感情を与えます。
そうした感情を誰かに伝えたてリツイートする。こうして何万とリツイートが積み重なって膨大な人数に「スキゾ」が知れ渡るのです。
スキゾイドは共感しても「スキゾ」をリツイートしません。なぜなら自分がスキゾイドだと知られたくないからです。
リツイートには「自分はこんな人間だ」と周囲にアピールする効果もあります。スキゾイドは普段は仮面の性格で生活しているので、スキゾアピールは仮面を剥ぐのと同義です。自殺行為です。
よって、「あの人はスキゾって言うんだよ」と一般人に向けて教えてあげる、この戦法が一番有効でしょう。
まとめ
スキゾイドの社会的認知を上げるためには流行語にするのが良いでしょう。
オタク文化のように、流行語によって一般人に理解され受け入れられます。
スキゾイドを流行らせるには、「スキゾ」を流行らせる、ツイッターで広める、一般人向けに記事を書くの3点が重要です。
「スキゾ」が日常会話で使われるようになるのが、このブログの最終目標です。
少しずつスキゾイドの生きやすい世の中にしていきましょう。
ここまでお読みくださりありがとうございました。
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