愛着スタイル診断テスト

スキゾイド

岡田尊司さんの『回避性愛着障害 絆が稀薄な人たち』に載っていた愛着スタイル診断テストをWebでできるように作成しました。(すでに作っている方はいるのですが、選択肢が2つしかなかったので)

このサイトだけでも愛着スタイルの傾向は分かりますが、詳しく知りたい人は是非本を読んでみてください。

いかがでしたか?

もし結果で「回答できません」と出てしまった方は、「どちらともいえない」が多すぎるか、各点数の差がないことが原因です。「どちらともいえない」を減らして再診断するか、以下の表から近い愛着スタイルを探してみてください。

 

愛着スタイルの判定方法は以下のようになっています。

A:安定型スコア、B:不安型スコア、C:回避型スコア、D:未解決型スコアです。

(「≫」は5点以上差があることを意味しています)

愛着スタイル 判断基準 特徴
安定型 安定型スコア≫不安型、回避型スコア 愛着不安、愛着回避とも低く、もっとも安定したタイプ
安定ー不安型 安定型スコア>回避型スコア≧5 愛着不安の傾向がみられるが、全体には安定したタイプ
安定ー回避型 安定型スコア>回避型スコア≧5 愛着回避の傾向がみられるが、全体には安定したタイプ
不安型 不安型スコア≫安定型、回避型スコア 愛着不安が強く、対人関係に敏感なタイプ
不安ー安定型 不安型スコア≧安定型スコア≧5 愛着不安が強いが、ある程度適応力があるタイプ
回避型 回避型スコア≫安定、不安型スコア 愛着回避傾向が強く、親密な関係になりにくいタイプ
回避ー安定型 回避スコア≧安定型スコア≧5 愛着回避が強いが、ある程度適応力があるタイプ
恐れ・回避型 不安型、回避型スコア≫安定型スコア 愛着不安、愛着回避とも強く、傷つくことに敏感で、疑り深くなりやすいタイプ
未解決型 未解決スコア≧5 親(養育者)との愛着の傷をひきずり、不安定になりやすいタイプで、他のタイプに併存する

 

Aの安定型が高い人は比較的しっかりとした愛着が形成され、上手く人付き合いができる人です。Bの不安型が高い人は、人に嫌われたり見捨てられるのが苦手で、つい過剰な人間関係を望む傾向にあります。Cの回避型が強い人は、人付き合いで傷つくのを恐れて深い人間関係を避けてしまいます。

愛着スタイルはこのうちの最も高いスコア、2番目に高いスコアを基準に決まります。

また、Dの未解決型は、幼少期に親との関係が悪く、愛着が形成されていない場合表示されます。こちらはA~Cとは別の判定になります。

詳しくは『回避性愛着障害 絆が稀薄な人たち』をお読みください。

 

この本で提唱されている回避型はスキゾイドに多く当てはまります。以前スキゾイド交流会でこの診断をやったところ、皆さんCの回避型が強く出たのですが、「回避型」、「回避ー安定型」、「恐れ・回避型」と大きく3つに分かれました。同じスキゾイド気質でも性格はちょっと違うなーと思う時がよくあったので納得しました。

そんな愛着スタイルとスキゾイドの関係についても書いたのでどうぞ

愛着スタイルから学ぶスキゾイドの生きやすさ 安全基地を作る
スキゾイドという言葉を知っても、なかなか生きやすさにつながる情報はないですね。 今回はスキゾイドに似た「回避型愛着スタイル」という概念から、スキゾイドの生き方について考えてみます。 回避型愛着スタイルとはその言葉...

 

ここまでお読みくださりありがとうございました。

コメント

  1. t より:

    iPhoneのSafariで診断ボタンを押すと、回答の下部分が切れてしまい、全部見れません。

    • huuto より:

      コメントありがとうございます。
      切れてしまった部分をスクロールしてもらうと見れると思います。

      もしスクロールできなかった場合はお手数ですが、別のブラウザやPCからご覧ください。
      または、他の方のサイトですが、こちらでも診断可能ですのでお試しください。
      https://attachmentstyletest.web.fc2.com/

  2. […] 愛着スタイル診断テスト […]

  3. 名無し より:

    恋人とそれ以外で重要性が全く異なるので、
    質問内容をもう少し詳しくした方が精度が上がるかと思います

  4. より:

    研修で「愛着スタイル診断テスト」を知り、当サイトで事前に診断してみました。
    ペーパーベースより簡単にできる点が良いと感じました。
    ところで、今後の社内研修等に使用する為、当サイトを流用したり、岡田尊司 氏著書内の診断テストからチェックリストを作成したりする事は著作権上問題は無いでしょうか?

    • huuto より:

      サイトの流用は問題ありませんが、診断テストは特に許可を取っていないため自己責任でお願いします。
      書籍の研修利用については私からは答えられないのでネットなどで調べてみてください。

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