瞑想、流行ってますよね。あのスティーブ・ジョブズとか、ビル・ゲイツ、イチロー、企業ではGoogle、Facebookなんかがやってたり・・・
なんか凄そうだけど、座禅組んで目を瞑って、どんな効き目があるのかよく分からないと思います。
ちょっと話が変わりますが、あなたのスマホ、動作がモッサリしたり、カクカクすることありませんか? そんな時どうしていますか?
バックグラウンドで起動しているアプリを消したり、いっそのこと再起動しますよね。
あなたの脳でも同じことが起きています。知らないうちに動作がカクカクになっているのです。
脳のバックグラウンドで動作しているアプリを消す、それが瞑想の効果です。
脳は無駄なアプリが起動しまくってる
現代社会では色々なことを同時平行する必要があります。
仕事なら本来の業務に加えて、メールの確認、アポイント、会議の予定、突然振られる仕事、集中したいのに鳴る電話・・・
学生でも、授業を聞きながらスマホでツイッターを見る、レポート書きながらLINEでトーク、ついまとめサイトを巡回する、全然集中できていません。
いわゆるマルチタスク状態です。
頻繁に切り替わる作業のため、脳は色々なタスクを待機させています。その分本当に集中したい仕事に使うメモリがなくなります。
これはスマホと同じですね。例えばあなたがゲームをやりたいとしても、裏でLINEやらツイッターやら別のゲームが待機しています。すると、あなたが今やりたいゲームが使えるメモリは少なくなってしまいます。メモリが少ないせいでカクカクしてしまいます。
スマホの場合の解決方法は簡単ですね。裏で起動しているアプリを調べて消すだけです。または再起動して、全てのメモリをリセットするのもありです。
しかし、脳の雑念は簡単に削除できません。忘れようと思っても逆に思い出して全然集中できない、なんてことはよくあります。
瞑想はその雑念を消すために行われます。
瞑想は心を無にするわけではない
「削除する」と言いますと、どうしても心を無にしたり、何も考えないようなイメージがあります。しかし脳というのは、何も考えないほど新しい情報を詰め込もうとしてきます。
逆に一つのことだけに集中すれば、自動的に他のタスクは消去されます。
でもいきなり難しい課題に集中しようとしても大変です。誰でも簡単にできて、ずっと続けられるものがベストです。つまり「呼吸」です。
瞑想とは、何も考えないのではなく、呼吸についてひたすら考えるものです。
息の吸う感覚、吐く感覚、お腹の動き、酸素が頭に、足に、手に巡っているイメージ、普段無意識にやっている呼吸を、めっちゃ細かく意識します。
すると脳が呼吸だけを考えるようになり、自然と雑念が追い出されます。
雑念を追い出す方法が分かれば、本当にやりたいことをする時にも雑念を追い出しやすくなります。これが瞑想で集中力が上がる理由です。
正座も胡座もしなくていい、科学的な瞑想法
じゃあちょっと瞑想やってみようかな、でも正座して足痺れるの嫌だなー
僕もそんな風に思っていました。瞑想=お坊さんが正座や胡座を組むというイメージです。
でも普通に椅子に座るだけでいいんです。というか慣れないうちは胡座かいて足が痺れると集中できないので良くないです。
少しだけ瞑想のやり方を説明します。
基本的な瞑想法
1.姿勢を正して座る
座ったら背筋を伸ばして、手を太ももの上に置き、目を閉じます。
2.身体の感覚を意識する
呼吸に集中する前に、全身の感覚に意識を向けます。足の裏が地面に付いている感覚や、お尻が椅子に付いている重さを感じたり、手の触感に集中します。
3.呼吸を意識する
最後に呼吸に集中します。息を吸う、吐くときのお腹の動きや、空気の温度を感じます。この時わざと深呼吸するのではなく、自然な呼吸を待ちます。
その状態を継続します。
最初は1分でもいいので、できるだけ毎日、同じ時間に続けることが大事です。
半年ほどやってみて
そんな瞑想をやって半年が経ちました。
僕の場合は夜、寝る前の10~15分ほど、ベッドに腰掛けて瞑想します。毎日というわけにはいきませんが、サボりつつも継続しています。
効果はこれだ!みたいな実感は正直ありません。でも、「なんか集中できないなー」という時はしばらく瞑想していないことが多いです。逆に言えば、毎日瞑想している時はちゃんと集中できています。
あと、瞑想した後は頭がスッキリしているので、布団の中でうだうだ考えずにスパッと寝れます。こっちの効果は分かりやすいです。
瞑想は本を参考に
瞑想のやり方はネットで調べるとめちゃくちゃ出てきます。でも信用できなかったり、根拠のない方法も沢山あります。
僕は本好きなので、迷ったらすぐに本を買ってしまいます。信憑性や体系的という観点では書籍はまだまだ強いです。
僕が買ってよかったなと思ったのは、『世界のエリートがやっている 最高の休息法』です。実は先程の瞑想法もこの本を
参考にさせてもらいました。
この基本の瞑想の他にも、ストレスを緩和する瞑想、怒りを鎮める瞑想、痛みを緩和する瞑想など、色々な方法が紹介されています。
その時の状況に合わせて何度も読み返せるいい本です。
まとめ
瞑想とは脳に残っている雑念を消去して、やりたいことに集中する方法です。
心を空っぽにするのではなく呼吸について考えることで集中力を高めます。
継続すると、普段も1つの作業にしっかり取り組むことができます。また夜すぐに寝れるようになります。
もっと詳しい説明や、科学的根拠が知りたい場合はこの本を読んでください!(丸投げ)
ここまでお読みくださりありがとうございました。
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